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株式会社オプト
2017/05/12

オプト運営のデータ分析コンテスト・プラットフォーム『Deep Analytics』で バイエル薬品がAIを活用したメディカル・コーディングの予測モデルの 募集コンテスト「Grants4Apps Tokyo」を開催

オプトグループの株式会社オプト(本社:東京都千代田区、 代表取締役社長 CEO:金澤 大輔、以下オプト)が運営するデータ分析コンテスト・プラットフォーム『Deep Analytics』において、バイエル薬品株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長 ハイケ・プリンツ、以下バイエル薬品)がAIやアナリティクス(分析方法)を活用したメディカル・コーディングの予測モデルを募集するコンテスト「Grants4Apps Tokyo」(※1)を開始しました。
 
 オプトのAI研究・ビッグデータ分析の専門組織であるデータサイエンスラボが運営する『Deep Analytics』は、AI活用やビッグデータ分析によるイノベーションを望む企業・行政と、データサイエンティストをマッチングさせるプラットフォームです。データサイエンティスト約3,000人が登録し、これまでに文部科学省、経済産業省、株式会社ローソン、ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社、株式会社NTTドコモなどがコンテストを開催し、最高精度の予測・分析モデルを生み出してきました。
 
 今回、バイエル薬品では、医薬品の治験結果や安全性報告を分析するための「メディカル・コーディング」を自動化することを目的に「Grants4Apps Tokyo」を実施しています。
 
<「Grants4Apps Tokyo」概要>

 

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■「Grants4Apps Tokyo」開催目的
製薬企業には、医薬品の開発から市販後に至るまで、その医薬品を使用することによりどのような症状がどのような頻度・程度で現れるかなど、有効性や安全性に関するさまざまな情報を収集し、報告する義務があります。これらの情報を行政当局に報告するためには、当局から指定された特定の辞書を使って数値化しなければなりません。
 
例えば、複数の患者さんが「腹痛」を訴えた場合、その状態は、「お腹が痛い」、「なんだかお腹がチクチクする」、「夜、腹がひどく痛い感じ」など、さまざまな言葉で表現されます。これらは医学的には同じ概念、すなわち「腹痛」となりますが、文字により報告されたままの状態では、同じ概念として集計することができません。そこで、これらの情報を同じ概念として集計できるよう数値化する作業が必要になります。この作業が「メディカル・コーディング」と呼ばれています。
 
メディカル・コーディングとは、行政当局により指定された辞書のなかから、報告された患者さんの状態を最も反映する用語を選択する作業です。選択された用語にはコードが付与されており、そのコードを用いて集計することによって、上記の例では、最終的に「腹痛3件」という集計結果にまとめることができるようになります。
 
バイエル薬品では、治験結果や安全性報告を分析するための用語統一作業「メディカル・コーディング」を自動化することを目的とし、日本語の医療用語を分析する人工知能やアナリティクス(分析方法)を活用した予測モデルを募集します。
 
■スケジュール
2017年4月26日(水) コンテスト開始
2017年7月31日(月) コンテスト終了
2017年8月 7日(月) 予測モデル等の提出締切
2017年8月中旬(予定) 検収・審査にて入賞者を決定
 
■参加方法
『Deep Analytics』に登録するデータサイエンティストがコンテスト用データを分析し、「メディカル・コーディング」を自動で行うAIやアナリティクスを活用した予測モデルを作成、解析精度を競っていただきます。
 
■コンテストルール
・1ユーザにつき1アカウント
・他参加者との情報共有は禁止
・応募は1日3回まで
・外部データは利用可
・プログラム言語は指定のもの
・汎用的なモデリングであること
 
■報酬
1位 60万円、2位 30万円、3位 10万円

以上

(※1)Grants4Apps Tokyoとは
革新的なデジタルヘルステクノロジーを支援するドイツ・バイエル社のオープンイノベーションプログラムです。2016年に日本導入後、バイエル薬品から「ライフサイエンスに関する課題」を順次提示し、革新的なデジタルヘルス・スタートアップから各課題に対するソリューションを募集しています。
URL:https://deepanalytics.jp/compe/38?tab=compedetai

<参考>
【DeepAnalyticsについて】
DeepAnalyticsとはデータ分析課題とデータサイエンティストをマッチングする、データ分析コンテスト・プラットフォームです。昨今、ビッグデータ活用が重要になってきていますが、データ分析を担う専門的人財・データサイエンティストが非常に不足しており需要を満たせない状態が続いています。DeepAnalyticsは大学・研究機関・一般企業・フリーランス等、様々な領域のデータ分析の専門家が3,000人以上会員登録されているWebサービスです。依頼者である企業や公的機関は、データ分析課題と関連するデータおよび懸賞金を同サイトに掲示、データ分析コンテストを開催することで、多数の分析者が分析バトルを繰り広げ、勝者に懸賞金を、勝利したデータ分析結果およびソフトウェアを権利放棄のうえ依頼者へ返すシステムです(下図)。
 

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運営するオプトデータサイエンスラボがデータ分析の課題設定からデータの整形・Webサイトへの掲示・コンテストの運営・勝者の評価・結果の検証を支援します。
同サービスは、一般のデータ分析外注業務に比べ以下の利点があります。
・多数の専門家が分析し、事後的に精度の高い結果に対価を支払うため、投資対効果が高い。
・普段データ分析サービスを行っていない、優秀な分析者も会員になっている。
・専門外のデータ分析者がコンテストに勝つこともあり、通常起きないマッチングがある。
・参加されている分析者の分析結果がWeb上においてリアルタイムで評価・表示されるため、コンテストに勝ちたい、賞金が欲しいというゲーム性によりデータ分析の精度を向上させることができる。
URL: https://deepanalytics.jp/
 
【データサイエンスラボについて】
2013年12月設立のビッグデータ分析の専門組織。大規模データの分散処理基盤の構築、機械学習・人工知能アルゴリズムの研究開発に従事し、社外のお客様およびホールディンググループ会社へビッグデータ技術提供、支援を行っております。また、日本最大のデータ分析コンテスト・プラットフォーム「DeepAnalytics」を運営。
<本サービスに関する問い合わせ先>
株式会社オプト データサイエンスラボ
URL:https://deepanalytics.jp/inquiry
 

【株式会社オプトについて】
オプトは持続的な成長を志す企業に対してマーケティング×テクノロジーのパートナーとなる「eマーケティングカンパニー」です。「Action!」を合言葉にオプトと関わるすべての"個客"満足を最大化させる事でヒトと社会を豊かにします。
設立年月:2015 年 4 月 1 日
資本金:1億 (2017 年 4 月 1 日現在)
代表者名:代表取締役社長 CEO 金澤 大輔
本社所在地:東京都千代田区四番町 6 番 東急番町ビル
事業内容:e マーケティング事業
URL:http://www.opt.ne.jp