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効率的なプロダクト開発でビジネス課題に向き合う時間を増やす。マーケティング開発本部が提供する「新たな開発体験」とは

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  • 山岸 大輔

    株式会社オプト
    マーケティング開発本部
    執行役員:VP

    2007年㈱オプトに入社。入社後、広告効果測定ツール「ADPLAN」の開発管理に従事。2011年より、合弁会社Platform IDにて、ターゲティング配信プラットフォーム「XrostDSP/SSP」の開発管理を経て、開発部部長に就任。2018年より、㈱オプトインキュベートに異動し、お客様の新規事業立ち上げにて、伴走型での開発支援を行う。2020年より、同社取締役となり、自社事業「Pocone」の開発をリード。2024年4月より、当社マーケティング開発本部の執行役員:VPに就任。

プロジェクトチームがビジネス課題の解決に注力できるように、Webサービス開発をスピーディーかつタイムパフォーマンス良く実現するクラウド型開発プラットフォーム「Pocone(ポコン)」を活用し、新規プロダクトの開発を先導し、支援しているマーケティング開発本部。そのPoconeの開発をリードするのが、マーケティング開発本部 執行役員:VP 山岸 大輔(以下、山岸)です。山岸は、Poconeによる開発体験について「顧客企業と開発担当者とが一体となってモノ作りが進んでいく感覚を味わえる」と語ります。マーケティング開発本部が提供する新たな開発体験について、マーケティング開発本部 執行役員:VPの山岸 大輔がお話します。

機能モジュールとカスタマイズ性で新たな開発体験を提供する

――まずは、Poconeを活用した開発について概要をお聞かせください。

山岸:Poconeは、Webアプリケーションを開発するうえで、多くのサービスに備わっている機能をモジュール化したもの(ソースコードパーツの集まりのようなもの)です。例えば、会員登録やログイン認証、決済、予約、検索、Mapなどの機能がそれにあたります。よく「ノーコードですか?ローコードですか?SaaSですか?」と聞かれますが、個人的にはどれにもあてはまらないと思っています。

Poconeは単なるツールではありません。Poconeとそれを活用して開発を行うエンジニアとの組み合わせがあってより、効果を発揮します。

Poconeによるプロダクト開発は、完全に0からモノを作るわけではありません。さまざまな機能モジュールがありますので、実現したいプロダクトに合わせて必要な機能を選ぶことができ、全てカスタマイズが可能です。プロダクトのなかで、こだわるところと、こだわる必要がないところを明確にして、こだわるところに多くの時間と予算をかけるべきという開発思想があるためです。既存の機能モジュールと、カスタマイズ性を組み合わせているからこそ、新しい開発体験を生み出すことができます。

顧客企業側と開発側とが一体になって開発をする、Poconeならではの開発手法

――従来の開発手法とは、どのような違いがあるのでしょうか。

山岸:Poconeによるモノ作りは、開発プロセスを透明化していることと同義だと思っています。従来のウォーターフォール型(上流工程から下流工程へと順番に開発が進められていく開発手法)と比較するとわかりやすいのですが、ウォーターフォール型だと、最後まで作り終え、テストも終わった状態で完成とします。顧客企業は完成したタイミングで初めて製品に触れることになるので、完成するまでどのようなモノに仕上がっているか見えにくく、完成した製品を使ってみて初めて、「思っていたものと違う」ということが起こりがちです。

Poconeによるモノ作りは、「短いウォーターフォールを連続して行う」という感覚です。プロダクトに必要な機能を選び、その機能の詳細仕様やデザインを決め、実装の優先順位を決め、開発が完了した順に顧客に随時触ってもらうという流れです。今は何を実装中で、次に何を作るのか、そのためにどの部分の仕様を決める必要があり、いつから何を触ることができるかなどが透明化されているので、顧客企業側と開発側とが一体となってモノ作りが進んでいく感覚を味わえるのが、Poconeによるモノ作りの特徴です。

――実際にPoconeを活用した開発事例を教えてください。

山岸:2023年の1年間に、11個のサービスを作りました。開発したサービス業種には、スキルシェアやモバイルオーダー、ギグワーカーサービスなどがあります。Poconeは、何かの機能や業界に特化している訳ではなく、一般的なWebサービスの機能を幅広く揃えているので、さまざまな業界やサービスに対応しています。また、昨年の終わり頃から、LINEと連携した案件が増えています。LINEのミニアプリや、LINE上のメッセージ配信、グループトークの活用などです。Webアプリケーションでプッシュ通知を実現するにはまだ制約が多いので、エンドユーザーとの接点としてLINEを組み合わせることが親和性が高く、相性が良いのではないかと思っています。

「顧客企業の担当者 vs 開発担当者チーム」から「課題 vs 顧客企業の担当者&開発担当者チーム」へ

――Poconeによる開発で、開発現場はどのように変わっているのでしょうか。

山岸:「プロダクト開発はあくまでビジネスの創出や成長の一部であり、それ自体は目的ではない。」と思っています。しかし、プロダクト開発自体が目的になってしまっている現場では、予算(納期)と要望が合わないときに、顧客企業の担当者はなんとか要望を叶えたい、開発担当者は要望のすべては満たせない、という、「顧客企業の担当チーム VS 開発担当者チーム」という対立構造に向かってしまいがちです。本来は、「課題 VS 顧客企業担当者&開発担当者チーム」でありたいため、その橋渡しにPoconeが助けになればと思っています。

Poconeによるモノ作りは、完全に0から開発するわけではありませんが、フルスクラッチ同様のカスタマイズが可能なので、タイムパフォーマンスが良いです。開発プロセスも透明化されているので、開発を依頼する側もご安心いただけると思います。

プロダクト開発は私たちにある程度任せていただいて、顧客企業の担当者はビジネス課題の解決に多くの時間を割いていただきたいと考えています。本来の目的は、ビジネスを立ち上げ成長させていくことなので、そこにどれだけ集中できるかを重要としています。

長年モノ作りに携わってきた身としては、モノ作りを効率的にすることで心に余裕ができると、コミュニケーションにも余裕ができて、対立構造が生まれにくくなり、本来のビジネス課題に皆で向かい合えるのではないかと感じています。

かつては、「発注者の注文通りに開発する」というように、発注者のパワーが強かったように思います。しかし現在では、開発(実現手段)の選択肢も増えているので、開発担当者がプロフェッショナルとして、「その要望には、この手法がよいのでは」と提示し、価値を提供していく必要があります。

先の見えない時代だからこそ、顧客企業の担当者と開発チームが対等にビジネス課題に向き合うべきです。

また、これは個人的な感情ですが、プロダクト開発は本来、ビジネスを作る上での一つの楽しい時間だと感じているので、辛く大変な思いをして欲しくはないという思いもありますね。

プロダクト開発を効率化しLTV向上に割く時間を増やす

――Poconeによる開発は、LTV向上という観点では、どのように寄与するのでしょうか。

山岸:LTVの向上もその1つにすぎないと思っていますが、そもそも、ビジネスを生み出し、成長させていくことは、すごく大変なことです。そのなかで、プロダクト開発というのは、ただのピースの1つだと思っています。でも、「プロダクトを開発するぞ」となると、それを重く感じる人も多いです。

過去にモノづくりで失敗したとか、良いモノづくりができた試しがないとか、さまざまな理由から、多くの人が、プロダクト開発は大変なこと、カロリーを使うこと、と思ってしまっていて、結果、プロダクト開発が1つの目的になってしまいます。でも本当の目的は、ビジネスを生み出し、成長させることなはずです。

Poconeによるモノづくりでは、タイムパフォーマンスの良いモノづくりを提供するので、ビジネスに向き合う時間が増えます。ビジネスには課題が多くあり、本来はそれらに時間を使うことが望ましいと考えています。低カロリーで満足のいくモノづくりができることが、結果、ビジネスの成長(LTV向上もその1つ)につながると思っています。

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