Interview

「生涯最前線」の覚悟が事業変革を起こす。ダウンロードの先を切り拓く、アプリグロース支援への挑戦

# 新卒入社   # ビジネス   # MVP  

  • 石井 恵太

    広告領域 アプリパフォーマンス室 室長
    兼 アプリグロース室 室長

    石井 恵太

    広告領域 アプリパフォーマンス室 室長
    兼 アプリグロース室 室長

    2013年オプトに新卒入社し、広告運用コンサルティングに従事。スマートフォン・アプリマーケティングの黎明期におけるデータソリューションやSNS広告を活用し、幅広くアプリプロモーション支援に携わる。
    2022年より通販・コスメ・エンタメ領域を中心に営業部門のマネジメントを担い、広告運用に留まらない事業・マーケティング課題の解決に向き合う。
    2025年よりアプリマーケティング領域へ復帰し、集客プロモーションを超え、アプリを通じたCX(顧客体験)向上やCRMを接合した戦略・事業成長の支援を推進。
    2026年8月にアプリパフォーマンス室室長に着任、同年10月新設の「アプリグロース室」室長を兼務し、アプリコンサルティング支援事業の組織化・始動をけん引している。

※本情報は取材時(2026年9月8日)の情報です。

「この人たちと一緒に働いて、自分も成長したい」会社説明会で目にした社内イベントの映像に惹かれ、オプトに入社した石井恵太(2013年新卒・受賞時:広告領域 アプリパフォーマンス室 兼 マーケティングコンサルティング領域 CXコンサルティング部)。石井にとって、オプトにあふれる挑戦の機会は、14年の月日を経て「与えられるもの」から「自らの手で創り出すもの」へと結実していきました。
2026年上期オプト全社表彰でMVPの受賞につながったのは、アプリ領域における専門性と、営業で培った誠実さと成果への執着心。これらを土台に自らアプリグロース事業部を立ち上げ、顧客企業のLTV(顧客生涯価値)向上に正面から取り組んだ挑戦が評価されました。しかし、ここに至るまでにはいくつもの壁と葛藤を経験。ときに周りと比べ、ときに与えられた境遇に戸惑いながらも、挑戦を重ねてきた石井のキャリアを振り返ります。

仕事のおもしろさを開眼させた、強い当事者意識

石井のキャリアは、広告運用のコンサルティングチームからはじまりました。映像で見た先輩たちのように、生き生きと働く姿をイメージしたのもつかの間、その後は数年にわたり苦しい時期が続きます。
同期が早くから頭角を表すなか、石井は思うような成果を出すことができず、先輩や顧客から厳しい指摘を受けることも少なくありませんでした。それでも努力を続けられたのは、周囲の人への深い信頼と尊敬があったからです。

「厳しく指導された日は、先輩が私の仕事が終わるのを待っていてくれて、じっくり話を聞いてくれました。お客さまからも厳しい言葉をいただくこともありましたが、単なる受発注の関係ではなく『一緒に事業を伸ばしていく仲間』として本気で向き合ってくださっていると分かっていました。だからこそ、どんなに仕事がつらくても、頑張ろうと自分の気持ちを鼓舞することができました」

人と人との確かな絆に支えられ、実直に仕事と向き合う石井に転機が訪れたのは、入社4年目の2017年。自社アプリを持つお客さまを支援する、アプリ広告の運用メンバーに抜擢されたことがきっかけでした。そこは、わずか5名の組織。世の中のサービスがウェブからアプリへとシフトしていくなか、石井はチームの中心として存在感を放ち始めます。

「部長の次に年次が高かったこともあり、お客さまからご相談をいただくと、私を起点にチームが動き始める状態でした。すると、目の前の案件と向き合う以上に、自分が会社の事業を背負っているという強い自覚が芽生えたのです。『アプリなら石井』という期待に応えたい。そう思って夢中で取り組むうちに、市場におけるオプトの存在感が高まっていきました。その渦中に自分たちがいて、大きな主語を背負って事業を盛り上げていく熱気は、今でも忘れられません。」
「いずれは自分がこのチームを引っ張っていく」ようやく仕事への手応えをつかんだ石井に、2021年1月予想もしなかった辞令が下ります。

新たなフィールドで見つけた、自身の可能性

告げられたのは、「コスメ・通販事業部に異動して、営業のマネジメントを担ってほしい」というもの。石井にとって、まさに青天のへきれきでした。

「思わず『僕がですか?』と聞き返してしまうほど戸惑いました。営業未経験の自分が、マネージャーとして、この領域で第一線のメンバーをまとめられるのか。お客さまも私がコスメに精通しているとは思っていないはずです。自分はどのように価値を発揮していけばよいのか、難題を突き付けられた気持ちでした」

未知の領域に踏み出していく不安を感じながらも、石井は自身の役割を徹底的に再定義します。

「そこで気づいたのは、それまで携わってきた広告運用とはあくまでマーケティング戦術の一つに過ぎないということでした。ブランディングやサイトリニューアルといった大きな企画では、事業全体を俯瞰する視点が求められます。それであれば、商品の専門知識は詳しいメンバーに任せ、自分はマーケティング戦略やお客さまの課題解決にコミットしようと決めました。自ら視野を広げ、果たすべき役割を定めて実行できたことは、今につながる大きな財産です」

アプリ領域への復帰。覚悟を胸に、再び現場へ

2022年には営業部長に昇格。その後の組織の体制強化で広告運用チームも合流し、気づけば40人超の大所帯を率いる存在となっていた石井に、再び転機が訪れたのは、2025年初頭のことでした。
「広告と営業で培った経験を活かし、アプリ領域に戻って新しいキャリアに挑戦してみないか」広告領域を管掌する役員からの打診でした。現在のポジションにやりがいを見出していた石井は一度は辞退するも、重ねてのオファーを受けて同年6月にアプリ領域へ復帰しました。そして自らに一つの大きな決断を下します。

「会社からは、マネジメントとは違う側面からアプリマーケティングを強くしてほしいと言われました。それなら役職にこだわる必要はありません。部長の役職を離れ、現場の第一線に立つことにしたのです」

新たな肩書は「スペシャリスト」。そう名乗る以上、内にとどまらず外へ出ていこうと決めた石井は、国内外問わずアプリマーケターのイベントへ精力的に足を運び、広告プラットフォーム事業者や同業者との対話を重ねていきます。業界の最新動向を吸収し発信することで、「アプリマーケティングならオプト」と想起される状況を意識的につくり出していきました。
一方で、当時のチームは3〜4人と少人数で、経験の浅いメンバーが中心でした。組織の基盤を固めることも自分に課せられた役割と考えた石井は、長年抱え続けてきた問題意識を経営陣に提言します。

「私たちは、広告をきっかけにアプリをダウンロードしていただくことばかりに力を注いでいてよいのだろうか。ダウンロードして終わりではなく、ユーザーが何度でも開きたくなるような体験を提供することこそが私たちの本当の役割ではないだろうか」

この強い問題意識こそが、のちに「アプリグロース事業」の出発点となったのです。

LTVM※1の本質を突く「アプリグロース事業」の幕開け

この方向に舵を切ると決まってからの石井は、事業を強力に推進。1年間で100社を超える企業に提案を行います。

「商談の機会をいただくたびにチーム全員で集まり、お客さまのアプリを実際に触りながらホワイトボードに改善点を書き出しました。そのうえでアプリの目的や役割を整理し、ユーザー心理の考察結果や先進企業の事例を交えながら、『このアプリは、もっとこうなれる』と本気でご提案したんです。その熱量がお取引へとつながり、1年後には全社的にもインパクトのある事業へと成長しました」

さらに、支援の幅を広げるなかで新たな挑戦となったのが、長年お取引のあるお客さまへの「デジタルマーケティングの内製化・組織開発支援」でした。

「そのお客さまは、自社サービスを次々に開発・市場投入し、マーケティングの力も使いながら成長性のあるサービスを育てていく戦略を掲げていました。一方で、デジタルマーケティングに精通した人材の不足が課題でした。そこで、お客さま自身が社内でマーケティングを推進できる状態を目指し、チームの一員のような距離感で体制づくりをご支援したのです」

この取り組みは、従来の広告代理業とは一線を画すビジネスモデルとなり、お客さまの持続的な成長とオプトの事業成長を同時に実現するモデルケースとなりました。

事業に本気で向き合えば、会社は必ず応えてくれる

事業が形になっていくなか、石井が「この事業は伸びる」と手応えを感じた瞬間がありました。それは数字が付いてくるよりも前のことだったと言います。

「『グロース支援が必要だ』と提言したとき、担当役員が強く賛同してくれたんです。巻き込むべき仲間を連れてきてくれただけでなく、外部パートナーとの連携体制も整えてくれ、私が示した意志に対して、ヒト・モノ・カネを惜しみなく投じてくれました。たとえうまくいかない可能性があっても、この挑戦は必ず大きなうねりを生む、そう思うことができました」

会社の強力な後押しを受け、自由かつ果敢にチャレンジを重ねてきた石井。MVP受賞について、「頑張りを認めてもらえて嬉しいです。今回の挑戦は入社以来最も充実していました」と笑顔を見せます。そして、表彰の場で上司から贈られたメッセージには、石井が大切にしてきた「生涯最前線」という言葉が添えられていました。
「営業部長だった頃、メンバーと遅くまで提案資料をつくっていたことがあります。大変でしたが、チームで一つのものをつくりあげる時間には良い空気が生まれるんです。そのときに『管理職になろうが、自分には一生現場が似合っていると思う』と話したことがきっかけで、『生涯最前線』と口にするようになりました。半分冗談のつもりが、言い続けるうちに言霊のように自分に染み込んでいったんです。
立場が変わっても、常にお客さまにベクトルを向け続ける。それは私の仕事観そのものです。上司がその言葉を覚えていてくれたこと、そしてこれまでの歩みをそう捉えてくれていたことが、なにより感慨深いです」

挑戦を次の世代へ。会社と社員の間にも「LTVM」を

そう言葉を紡ぎながら、石井の視線はすでに次のフェーズに向いています。
「まず描いているのは、アプリグロース事業の更なる拡大です。アプリ領域での成功事例を積み重ね、LTVMの考え方を具体的な成果として示すことで、その本質を広げていくことを目指しています」
そしてもう一つ、石井が並々ならぬ情熱を傾けるのが、次の世代に対する「キャリアパスの提示」です。

「私はご縁や運にも恵まれてオプトで14年働いています。広告を一通り経験したタイミングで新たな道を選ぶ人もいますが、広告という強みがあれば、上位の役職を目指すことはもちろん、違う職種で独自の価値を発揮したり、新しい事業を自ら構想して実現したりと、キャリアの可能性は大きく広がります。私自身がまさにその一例です。まずはアプリマーケターのキャリアパスを多様化し、広告に強いからこそ描けるキャリアがたくさんあることを示していきたいです。実際にアプリグロース事業部のメンバーから『CRM領域に挑戦したい』という声が生まれ始めていることは、本当に嬉しい変化です」

「生涯最前線」の火種を絶やさず、コミットメントを積み上げてきた日々。そこに事業変革への強い意志が加わり、情熱は一気に燃え上がりました。その熱量をどこまでも信じ抜き、支えるオプトの風土に、石井は「会社と社員のLTVM」の理想形を見ています。

「目の前の仕事に愚直に向き合っている社員が『これがやりたい』『これをやるべきだ』と本気で思ったことに対し、オプトはノーと言いません。お客さまとエンドユーザーのように、会社と社員も長く深い関係を築くには、会社に求めるだけではなく、社員も価値を出し続けるべきだと考えています。それに対してオプトは、挑戦を預けてくれる。だからこそ私は、これからも「生涯最前線」で走り続けたいです」

※1 LTVM:(Life Time Value Marketing):
LTV(顧客生涯価値)は一般的に、「企業が一人の顧客から長期的に得られる利益」を指します。一方オプトでは、LTVの考え方を企業視点からエンドユーザー視点へと再定義し、その考え方を実践するマーケティングのあり方をLTVMと定義しています。エンドユーザーへの本質的な価値提供を起点に、顧客企業の持続的な事業成長を実現するための、オプト独自のマーケティングコンセプトです。

各種お問い合わせ・ご相談は
こちらからお願いいたします。