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オプト、CX開発支援サービス「DIGGIN’ CX™」をAI駆動型のCX開発基盤にアップデート

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〜開発に要するコストと時間を最大約85%削減し、エンドユーザーにとって価値ある体験を追求〜

「新しい価値創造を通じて産業変革を起こし、社会課題を解決する。」をパーパスに掲げ、LTVM(LTV Marketing)(※1)により、顧客の事業成長を先導する株式会社オプト(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金澤 大輔、以下 オプト)は、本年3月に提供を開始したCX(顧客体験)開発を支援する「DIGGIN’ CX™(ディギンシーエックス、以下 本サービス)」の独自開発基盤を、生成AIを活用したAI駆動型のCX開発基盤(通称「DIGGIN’ AI(ディギンエーアイ)」)にアップデートしたことを、お知らせいたします。

「DIGGIN’ AI」の採用により、従来の本サービスと同等以上の品質を維持しながら、開発時間の大幅な短縮とコスト削減が可能になります。

■ 「DIGGIN’ AI」の開発背景

近年、CX開発環境は大きな変化を迎えています。開発コストは高騰傾向にあり、海外(オフショア)リソースの活用が進んでいます。しかし、コストが削減できる一方で、プロジェクト管理の難しさや品質の担保が難しいという課題を抱えています。また、生成AIの飛躍的な性能向上と自律型AIエージェントの実用化を受け、CX開発の多くの過程で「人」から「AI」に代替可能となりつつあります。

オプトは開発環境の変化に対応しながら、より早く、より安く、より高品質なサービスを新しい挑戦に立ち向かう企業へ提供するため、「DIGGIN’ CX™」の中核にあった独自開発基盤を、AI駆動型のCX開発基盤、通称「DIGGIN’ AI」へ大幅にアップデートしました。さらに、生成AIを実務に組み込み、高品質なCXの創出へとつなげるための専門人材約60名規模の開発組織を構築しました。これにより、従来のCX開発と比べて、最大約85%の時間とコストの削減を実現しました。これまでに比べ、より多くの時間とコストを投じ、ユーザーインサイトに潜む「真の価値探求」と向き合うことが可能となり、さらに良質なCX創出の支援ができるようになりました。


■ AI駆動型のCX開発基盤「DIGGIN’ AI」とは

「DIGGIN’ AI」は、プランニングからUX/UIデザイン、システム開発、グロースハックといった、CX開発の全工程に対し、オプトがこれまで長年にわたり培ってきた豊富なノウハウと、先進の生成AI技術を融合したAI駆動型のCX開発基盤です。「DIGGIN’ AI」を活用することで、従来のCX開発と比較して圧倒的な開発生産性と、それに基づく高いアジリティが実現します。これにより、ユーザーインサイトの深層に潜む本質的なニーズに対応するCXの創出を、大幅な時間とコスト削減を両立しながら提供することが可能となります。

<DIGGIN’ AIを活用したCX開発の特徴>

工程これまでDIGGIN’ AI
プランニング人手による市場調査や過去事例の分析、担当者の知見に基づいてサービス要件を検討・定義AIがオプトの豊富な知見と市場データを網羅的に学習し、潜在ニーズまで捉えたより良いサービス要件を迅速に定義
UX/UIデザインデザイナーがガイドラインや知見に基づき手動でデザイン案を作成・提案AIがデザインガイドラインとユーザーデータを分析し、ユーザーの利便性につながるUX/UIデザイン案を素早く提案
システム開発設計書に基づき、エンジニアがコードを手動で記述し、テスト・リリースを実施ベース設計からAIが自動で高品質なコード生成、厳密なテスト、リリースまで実行し、開発工数と時間を劇的に削減
サービスグロース人手によるデータ分析に基づき、仮説構築や施策の立案を実施AIが膨大なデータを多角的に分析・シミュレーションし、成功確率の高いグロース施策を導き出し、継続的なサービス改善を加速

<「DIGGIN’ AI」の力を最大化する、オプト独自の開発組織体制>

先進的なAI基盤「DIGGIN’ AI」を支えるのが、オプトの開発組織体制です。統一されたガイドラインと組織マネジメントのもと、プロジェクトに応じて個人やチームがスムーズに連携できる自律分散型の組織を構築しています。また、AIが生み出す多様な成果物を、専門人材が監修し、厳格な品質管理を行うことで、信頼性の高い開発を実現しています。

技術進化が加速する激しい環境変化にしなやかに対応する適応性と、専門性の高い開発力を有する組織を通じた人とAIの共創が、「DIGGIN’ AI」による高品質かつスピーディーなCX開発を強力に推進する基盤の重要な一部となっています。

■今後の展望:AIとゼブラ型組織で創る、新たな価値循環とCXの未来

「AIエージェント×プラットフォーム」で新しい価値循環を創出するインテリジェントプラットフォームへ進化。

オプトは「DIGGIN’ AI」を、AIとデータを活用し、自律的に学習・進化して、価値創造を支援する「インテリジェントプラットフォーム」へと進化させることを目指しています。この取り組みは、短期的な利益追求を超え、持続可能な社会性と経済性の両立を重視するゼブラ型組織の価値観に基づいています。現在、「DIGGIN’ AI」はAIモデル間や外部システムとの情報伝達・コンテキスト管理を担うMCP(Model Context Protocol)(※2)として機能し始め、パートナー企業との相利共生に基づいた共創コミュニティの形成を図っています。

今後は、AIエージェント間の連携を深めるA2A(Agent to Agent)を強化し、プランニング、UX/UIデザイン、開発、グロースまでのCX開発の全工程における自律的な連携を加速させます。多様なパートナーとの共創を拡大し、エンドユーザー、顧客企業、パートナー企業、そしてオプトが一体となる持続可能な共創エコシステムを実現してまいります。長期的には、「DIGGIN’ AI」を外部企業や開発者にも開放し、多様なAIエージェントや開発ツール、データが連携する包括的エコシステムを構築します。このオープンプラットフォーム戦略により、すべてのステークホルダーが相互に価値を創出する真の共創コミュニティを確立し、社会全体への貢献と持続可能な成長を両立します。

オプトは、「DIGGIN’ AI」を中核としたこれらの展開を通じて、人とAIが共創する新しいCX開発のあり方を業界に提示し、すべての企業が持続的成長を実現できる未来を目指してまいります。

以上

※1 LTVM(Life Time Value Marketing):LTV(顧客生涯価値:Life Time Value)は、従来、あるユーザーが商品・サービスを初めて利用してから、長期的な関係のなかで、サービスを提供する企業が、当該ユーザーから得られる利益を指す。そのため、サービスを提供する企業側が「いかに一人の顧客から利益を得られるか」という視点で表現されることが多い状況にある。しかし、当社グループにおいては、企業側が得られる利益を示す観点でのLTVではなく、これまで以上にエンドユーザーを理解し、真に顧客に寄り添った支援に注力し、エンドユーザーへの本質的な価値提供に重きを置くことで、短期利益ではなく、顧客企業の永続的な事業成長に貢献するという概念として捉え、その実現を目指す手段として、「LTVM(Life Time Value Marketing)」と名付けた。

※2 MCP(Model Context Protocol):AI同士やシステム間で情報や文脈をやりとりするための仕組み。

  • 【株式会社オプトについて】
    オプトは、「新しい価値創造を通じて産業変革を起こし、社会課題を解決する。」をパーパスに掲げ、“近く、深く、速く、そして永く。顧客を先導するグロースリーダー”になることを目指しています。顧客企業の先のエンドユーザーへの深い理解と、真に顧客に寄り添った「顧客視点でのLTV」支援を通じ、顧客企業の永続的な事業成長を先導いたします。そして、自らが深くその構造を理解する広告産業を変革(AX=Advertising Transformation®)することで、中長期的にはIX(産業変革=Industrial Transformation®)を実現いたします。

    ■株式会社オプト 会社概要
    設立年月:2015年4月1日
    資本金:1億円 (2024年 12月末現在)
    代表者名:代表取締役社長 金澤 大輔
    本社所在地:東京都千代田区四番町6番 東急番町ビル
    事業内容:マーケティング事業
    URL:https://www.opt.ne.jp

    ■「DIGGIN’ CX™」に関するお問い合わせ
    E-mail:contact-diggin-cx@mg.opt.ne.jp

    ■報道に関するお問い合わせ
    株式会社オプト 広報担当:良田・別井
    Tel:070-1244-6965 E-mail:pr@mg.opt.ne.jp

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