アカウントプランナー
インタビュー

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何のために転職するのか?
立ち返る軸があるから前に進める。


栗本 聖也


入社8年目
営業部門 部長。求人メディアの営業を経て、2010年オプトへ入社。




専門的な知識を身につけるために、未経験の業界に転職

―まったく未経験だった業界へ転職しようと決意された経緯からお聞かせください。

前職は求人メディアの営業職を担当していました。新卒で入社して6年が経過した段階で転職を決意。これまでと同じ人材業界へ転職するという選択肢はまったく考えてはいませんでした。その理由は大きく2つあります。

まず、人材マーケット、求人メディアの提案営業に不随する市場理解や営業スキルに対して、限定的な感覚があり、そこだけに“留まることは良くない”という危機感があったこと。求人メディアの営業は、ある程度サービスや商品を事前に理解・把握されている顧客に対するヒアリングや、提案を繰り返しながら成果を上げていく仕事です。

個人として代替のきかない専門力や、競争優位な人材価値と言えるだろうか?という疑問が年次が高くなるにつれて膨らみ、言語化が難しいものに依存している自分が怖いという気持ちがありました。なので、もっと今後の市場や経済において汎用性が高く、かつ専門性を身につけられる業界へ転職したいと考えました。

さらに、もうひとつ、成長している業界に身を置きたいという思いもありました。当時はリーマンショックの真っただ中。人材業界は採用予算縮小のトレンドの中で、紙媒体からWebメディアへと、シフトしていたタイミングにありました。前職のクライアントと話をしていても、従来の求人メディアというサービス・形式に固執せずに、リスティング広告やSEOによる流入を意識した採用を考え始めている、そんな流れが生まれつつあることを実感しました。

今後、この流れは人材業界だけではなく、多くのサービスや市場に影響すると世間的にも注目が一気に高まりつつあるタイミングでした。そういった環境に身をおけば、自分の望むキャリアを描けるのでは、と考えてWeb広告業界に照準を絞って転職活動を進めていきました。

―その中で、転職先としてオプトを選んだ決定的な理由は、どのようなものだったのでしょうか。

各社、営業職の募集枠で選考を受けていました。やはり未経験の業界でしたから、前職と同様まずは営業職からのスタートが突破しやすいという意識があったためです。

ありがたいことに数社から内定をいただけましたが、オプトだけが採用面接の段階で、“専門的な分野でスキルを尖らせたい”という私の転職理由を深く受け止めてくれて、“運用型広告のコンサルタントの方がいいのでは?”と逆提案をしてくれたのです。話を聞きながらフレキシブルに、私のキャリアを優先して考えてくれた点に惹かれたんだと思います。


―実際に入社してみて、ご苦労されたのでは?

もう頑張るしかないと思いました。未経験ですから、ゼロの状態から知識を習得していかなければならないし、目の前の業務は山ほどあり、しかも慣れない作業ばかりでしたから、なかなか終わらない。時には“辞めようか?”という気持ちさえも芽生えましたが、前職を円満退社して、上司や同僚たちから“行って来い”と背中を押されたというのに、簡単に辞めてしまったら申し訳ないと思いました。

そして何よりも、“そもそもどうして転職したのか?”という軸、要するに、“従来の営業スキルに依存していた自分から脱却して、専門的な知識を身に着ける”という転職理由に原点回帰し続けて、乗り切っていくしかなかったですね。

今でこそ、中途採用の面接をさせていただく立場となりましたが、求職者の方の転職理由にこだわるのは、そういった自分の体験があるからです。正直言って、この業界に異業界から未経験で中途入社される方は大変苦労されると思います。乗り越えられる方は、転職した理由や軸をしっかり持っていたり、きちんと目的を描いていたりする方が多いように感じます。

単に成長産業だから、これからはネットだから、マーケティングに興味あるから、という理由だけでは、逆に辛い思いをして挫折する可能性が高いと思います。

どんな状況でも、やり切ることで、結果的にキャリアが広がっていく

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―入社されてから、どのようにキャリアを形成されてきたのですか。

運用型広告のコンサルタントとして入社し、9か月後にチームマネージャーに昇格するのですが、実は当時はそれほど前向きには考えていませんでした。元々、思考的にはマネジメントに傾きやすいタイプであると前職を通じて自覚してはいたので、オプトに入社した目的である専門性を磨くことを優先すべく、その段階ではまだプレイヤーとして運用型広告のコンサル業務を究めていきたいという思いがあったのです。

当時の上司に「プレイヤーもマネージャーも両方やれた方が良い」という一言に納得してお受けすることになったのですが。結果的には、チームメンバーが対応していたお客様や運用にも介入していくことになり、専門性という意味では深さだけでなく幅を広げられたので、この経験が大きな財産になりました。今ではすごく感謝しています。


―転職してわずか9か月でマネージャーに抜擢されるなんて、評価されていたということでは?

会社から評価されていたかどうかは、自分自身、実感はなかったですね。どちらかというと会社から与えられたクライアントが、たまたま大きな企業で、必死にしがみついていただけという意識しかなかったので、自分で何かを成し遂げたという感覚はありませんでした。

その後、会社の組織編成の変更に伴い、プロフィット部門のマネージャーに昇格。対外的に副部長という役職を得て、部長とともに組織のマネジメントに注力していました。そして2014年に、再び社内組織が変わり、今までとはまったく異なるミッションを持った組織のマネジメントをすることになりました。

これまでメンバーやクライアントと良好な関係性を積み上げてきて、非常に良い状態になっていた中、一段ギアを上げてさらに組織を前進させようと、とても良い循環が生まれていた矢先のことだったので、正直、多少の戸惑いはありました。しかし自分に与えられているのは、会社として重要な課題をクリアにすることや局面を立て直すことだと自覚し、思考を振り切ることにしました。


―どのように立て直しを図っていったのですか。

現場の理解に努めました。会社としての向き合い方、取引の環境、顧客からの評価、現場の意見などをよく聞くことから始めました。そういった話の中から、問題点が見えてきた段階で、社内の問題と、お客様との関係性の中で生じたねじれを解消するポイントを洗い出し、チームとしてやるべきことを明確にし、交渉するところは交渉するなど、両社にとってプロジェクトを健全に進行できる環境を整備することに注力しました。

現場の努力が実ったこともあり、結果的にチームが顧客から評価され、士気が高まるサイクルが実現できたのだと思います。

2017年の4月からは、再び縁があって営業部門に戻りました。所属組織やミッションの変更は社内でも比較的多い方だとは思いますが、それらは自身のキャリアにとってポジティブだったと考えています。むしろ、本人が要望するキャリアを優先して選択してあげることは、本人のためであるようで、実はそうでもないケースも多く存在するように考えています。

どんな状況におかれても対応する、やりきることで、結果的にキャリアの道が広がり、選択肢が増えると私は捉えています。

馴れ合うことなく、お互いに刺激しあえる気持ちのいい会社

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―今後のビジョンについてお聞かせいただけますか。

これまでは、会社から与えられた環境を楽しむという、与えられることで得られる醍醐味を仕事の中に見出してきました。これからはどちらかというと、自分自身が選択肢をつくる働き方をしたいと思っています。

例えば、最近は、お客様や社内のメンバーと話しているときに、“こういうサービスがあったら。お客様とこういうシナジーができたら”ということばかりを考えるようになっています。それらを思いつくだけなら誰でもできますが、ひとつ一つ具体的なカタチにしていきたいと考えています。

今後のビジョンは?と聞かれると、“こうありたい!”という明確な目標はないですね。2~3年後にこんなことができたらいいなあと、ゆるく複数のアイディアを常に練っておく性格なんです。より具体的に“何ができるのか?したいのか?”ブラッシュアップと自問自答を繰り返しながらそれに向かって突き進んでいくつもりです。


―最後に一言。オプトという会社はあならにとってどういう会社ですか?

この会社には一緒に働いていて気持ちが良い人が多いような気がしますね。馴れ合うことなくお互いに刺激しあいながら、局面をメンバーと一緒に楽しめる、そんな環境であると感じています。

こちらの記事はソウルドアウト社の許可を得て、転載しました。【リスクルより: https://liskul.com/career-opt2-20736

1 DAY SCHEDULE

アカウントプランナーの1日 栗本さんの場合

オプトアカウントプランナー1日スケジュール

1 DAY SCHEDULE

アカウントプランナーの1日 栗本さんの場合

9:30

各部門が集まっての情報共有会議
自部署の進捗報告と共に、各部署の動きをキャッチアップ

10:30

コンペ対策キックオフ会議
コンペに向けてチーム全体で作戦会議

12:00

ランチ
今日は社内販売しているお弁当と温かいお味噌汁

13:00

外出
月次報告に担当営業と共にお客様のもとへ訪問

16:00

メンバーとの定例打合せ
メンバーと担当するクライアントのプロモーション進捗確認

17:00

コンペ資料作成
打合せの合間に資料作成を進める

18:00

グループ会社との会議
次回提案に向けて連携方法を模索

20:00

お客様と会食へ
キャンペーン成功の打ち上げと来期に向けた決起会を兼ねてお食事