
インターネット広告業界は、景気低迷の影響を受けつつも2009年には回復基調に乗り、広告媒体としてテレビに次ぐ規模へと成長いたしました。こうした中、2010年当社グループは、昨年より掲げております“イノベーション”に取り組み、広告代理事業における大型顧客の新規獲得、ソリューション事業およびコンテンツ事業における連結子会社の売上貢献等により、順調に売上高が増加いたしました。
2010年の国内インターネット広告市場は、ソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)を中心として急成長し、スマートフォンなどの新しい端末やTwitter、Facebookなどの新しいサービスが急速に普及しました。
当社グループを取り巻く事業領域は大きく広がりつつある一方、インターネット広告業界における競争は今後ますます激しさを増すものと思われます。グループ企業の総力を結集し、一層の顧客拡大および関係深耕を目指してまいります。
当社グループは、現在インターネット広告業界で起きている大きな変化を好機ととらえ、「広告代理事業」、「DPF(データプラットフォーム)領域」、「グループ経営強化」を軸に、イノベーションを推進しております。
広告代理事業におきましては、ソーシャルメディア、スマートフォン分野のサービス
強化を推し進めるとともに、データ力と専門力を組み合わせた“課題解決型営業体制”の
確立を目指します。DPF領域につきましては、2010年よりサービスを開始しましたオープンデータプラットフォーム(OpenDPF)「Xrost(クロスト)」と、パートナー企業各社との連携拡大を図るとともに、オーディエンスターゲティング広告(※)の拡販に努めてまいります。また、グループ経営の強化を図るため、M&Aや事業提携も視野に入れ、成長分野への投資も積極的に行ってまいります。
2010年末にはイノベーションの一環として、相互の事業基盤を有効に活用し、両社グループの事業シナジーを最大化することを目的として、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社との資本事業提携を発表いたしました。
株式会社電通とのこれまでの協業体制は変わらず持続し、マーケティングサービスの相互提供や新サービスの開発を行ってまいります。
株主の皆様におかれましては、引き続き変わらぬご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
代表取締役社長CEO 鉢嶺 登
※プラットフォームであるXrostを経由することで、ユーザーのサイト閲覧データ(Cookie情報)の集約・蓄積が可能となり、
メディア間を横断したデータ蓄積を行い、ユーザーのニーズにより適したインターネット広告を配信する仕組み