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CEO Blog 2017/02/06

オプトホールディングCEO 鉢嶺ブログ 「人口減少は日本にとって朗報?!」

「人口が増えないと本当に経済は発展しないの?」
いくつもある日本の社会課題の根本的な根源は人口に関するもの。人口減少、労働人口減少、少子高齢化、そこに原因を発し、社会保障費や医療費増大(財政悪化)、介護問題、移民議論、経済成長減退、税収入減等が起き、経済が伸びない一方でコストが膨らむ事が将来の不安を掻立てる。つまりは、日本の社会課題のセンターピンは人口問題にあると言っても良いだろう。


ただ、今後も未来永劫人口増加が無いと経済成長できないのだろうか?確かに過去の経済成長と人口増加には強い相関関係があると言う説は有力。しかし、もしそうだとすれば永遠に人口を増やし続けねば経済は発展しないことになる。既に60億人の人口は2050年には90億人とも言われているが、本当にそうなるのが必然なのだろうか?吉川洋教授は名著「人口と日本経済」で、人口減少と経済発展はリンクしていないことを証明しているが、どちらが正しいのだろうか?
<http://urx.mobi/BpOZ>


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「イノベーションによる生産性向上がやってくる」
衝撃的なデータがある。
1990年の米国主要産業である自動車のメッカ、デトロイト上位3企業の利益と、現在のネット産業のメッカ、シリコンバレー上位3企業の比較。四半世紀を経てのベスト3企業の比較だが、丁度利益はほぼ同じだ。しかし、雇用者数がデトロイト企業は120万人に対し、シリコンバレー企業は14万人と1/10。つまり単純比較すると、デジタル産業革命により生産性は10倍になったということだ。

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今後ロボットやAI等の進展により労働力は要らなくなるとの予測がある。米国ではトラックの自動運転での全米横断が先日行われたが、もし稼働すれば290万人のトラック運転手の職が失われるばかりでなく、ロードサイドのレストランやホテル等への悪影響も懸念されている。あるいは、最新コンビニ「AMAZON GO」が普及すれば小売店舗からレジがなくなる日も近いのか?
<https://www.youtube.com/watch?v=bjPcBDcm6uE>
<https://goo.gl/L2F8g0>

今後、かなり幅広い職種で労働力が不要になると言われているが、それはそんなに困ることだろうか?17世紀産業革命でも同様の事が起きた。常にイノベーションにより人類は発展し続けてきている。もし人口を増やさなくても経済力が維持できるしたら、歴史的大転換である。先進国は移民を受け入れない限り経済成長はできないと言われ、移民によって様々な摩擦を引き起こしてきたが、今のままで良いのだ。

日本は人口減少&少子高齢化先進国ゆえ、デジタル革命による生産性向上の恩恵に最も預かる国だ。単純に考えるなら、生産性が10倍に伸びるなら一人当たり GDPは10倍になる。産油国や天然資源によって働かなくても豪勢に暮らす国々と同じ状況を先進諸国は謳歌できる可能性がある笑(それが真の幸せかは別に)。今後はGDPでなく、1人当たりGDPを追求した新しい先進国モデルを日本が先導すべき、ワクワクした未来が待っている。そしてそれを牽引するのがデジタル産業革命だ。


*「オプトホールディング 鉢嶺登のブログ」バックナンバーはこちらから。
<http://www.opt.ne.jp/holding/ceo/>